セルフエステやホームエステは、プロによる施術を受けるものではなく自分自身でエステを行うものです。
通常のエステと比較すると安価になるので利用しやすい反面、お客様自身が自分に合ったマシンを選ばないと思うような効果は得られません。
この記事では、ハイスペックマシンを利用できるセルフエステにおいて、マシンの選び方や効果的な使い方、また利用者を増やす方法などをご紹介します。
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セルフエステはマシン選びが重要
セルフエステでは、お客様自身が目的に合ったマシン選びをしなければ効果を得られません。
本来のエステであれば、エステティシャンによるアドバイスがあるのでマシン選びのサポートが可能でした。
そのため、目的に合わないマシンを選んでしまうと、せっかくの高機能を活かせず効果的な使い方ができない場合もあります。
ここで重要なのは、セルフエステを利用する目的からマシン選びです。
まずは目的別にセルフエステマシンの特徴を紹介していきます。
セルフエステマシンを導入する際の参考にしてください。
キャビテーション
痩身やダイエット目的でセルフエステを利用するなら、キャビテーションがおすすめです。
キャビテーションは、超音波によって脂肪を乳化させながら体外への排出を促す痩身マシンです。
キャビテーションという言葉には、空洞化現象という意味が含まれていて、体内の液体の流れの中に起こる圧力差を利用します。
この現象を引き起こし、特殊な超音波で脂肪層の部分に気泡を作り、はじけた時の力で乳化させる仕組みです。
なかなか解消できない頑固な脂肪や、セルライトの多い部分へ使うとより効果的な使い方となります。
ラジオ波
ラジオ波は、脂肪を燃焼させたり壊して排出させたりする効果はないものの、痩身やダイエット目的では欠かせないマシンの1つです。
そもそも、ラジオ波は電磁波で体に当てることで脂肪細胞が震えた時の摩擦熱を利用する仕組みとなります。
マルチポーラ式は浅い部分から深部にまで到達しますが、バイポーラ式は浅い部分のみです。
そのため、痩身やダイエット目的ならマルチポーラ式が適しています。
脂肪が固まっている、冷え性、代謝が悪くてダイエット効果が感じにくいという人にはより効果的な使い方ができるでしょう。
超音波
超音波は、人間の耳では聞き取れない周波数の音です。
1秒間に2万回以上の振動がありますが、目的に合わせて数値も変わってきます。
肌に超音波を当てると高速振動が伝わり、毛穴の汚れが落ちやすくなるだけでなく、肌機能の活性化を促す効果も期待されています。
また筋肉に刺激を与えるため、脂肪細胞へのアプローチも効果だとされていて、使用するたびに美容効果や痩身効果を感じることができるでしょう。
イオン導入、導出
イオン導入や導出ができるマシンでは、微弱な電流で肌の奥の層まで有効成分を届けることができます。
肌には外側から角質層、顆粒層、有棘層、基底層の順で構成されていて、この部分が表皮と呼ばれる部分です。
上の角質層にはプラス電流、顆粒層にはマイナス電流があるので、一般的な化粧品は奥の層まで入り込みにくくなります。
一方のイオン導出は、プラスの電気を肌に与える仕組みとなり、肌の中にある不純物の排出に使うことができます。
EMS
EMSは、Electric、(電気)Muscle、(筋肉)Stimulation、(刺激)を略したもので、電気の流れによって筋肉に刺激を与えるものです。
EMSには低周波、中周波、高周波があり、周波によってアプローチできる部分も変わってきます。
低周波は、顔の表情筋にアプローチできる機器に使用されることが多く、むくみやたるみの改善、また肌のハリや血行促進効果が期待できます。
高周波、業務用のエステマシンで使用されることが多いです。
高周波のEMSなら肌深部の奥までアプローチできるので、インナーマッスルを効果的に刺激できるのがポイントです。
経営者として効果的な使い方をアプローチする
セルフエステ開業時には、このようなエステマシン選びも重要ですが、お客様へのアプローチが十分でないと思うような効果を得られません。
ここでは、経営者として効果的な使い方をアプローチする方法をご紹介します。
マシンに頼らないサポートやアドバイスを行う
セルフエステに訪れるお客様は、何かしらの悩みを抱えていることがわかります。
ここで最新のマシンを導入したとしても、その効果を十分に伝えられなければセルフエステの効果を減少させてしまうでしょう。
セルフエステマシンでは補えないお客様へのサポートやアドバイス、また気遣いなどを充実させることで居心地の良さや安心感が得られます。
他にもマシンの効果的な使い方を分かりやすく解説したチラシやPOPを用意してみるのもおすすめです。
過剰なサービスは不要ですが、お客様に寄り添ったものを心掛けるようにしましょう。
セルフエステ後に注意したいポイントやアドバイスをしてみてください。
エステ後は代謝が良くなるので、食事や水分補給が大切になりますが、そこまで理解して利用している人は少ないです。
そのため、要点や注意点をまとめたチラシを用意したり、簡単に説明したりするのも良いでしょう。
価格やプラン、オプション設定を行う
セルフエステを多くの年代に利用してもらうには、それぞれのニーズに合わせた価格やプラン内容、またオプションの設定も効果的です。
学生割引や長期継続による割引、オプション設定などは自由度が増すだけでなく、利用したい人が利用しやすくなるためにも重要です。
求めている内容に合わせた価格や、より効果的となる利用期間などを考えてみましょう。
集客効果を得るための方法を考える
セルフエステを効果的に利用してもらうには、集客効果についても考える必要があります。
学生や20代を中心とするなら、SNSでの発信やホームページを充実させるのがおすすめです。
また美容系サイトへの掲載も、多くの年代の目に触れます。
近隣にはチラシのポスティングなどが有効となるので、ターゲット層を考慮しながら最適な方法を検討してみましょう。
今回は、セルフエステのマシン選びや効果的な使い方をアプローチする方法についてご紹介しました。
セルフエステは、業務用の本格的なエステマシンを自分自身で利用できるのが特徴です。
エステティシャンによる施術はないものの、誰かに見られることがないので気軽に利用しやすいでしょう。
どのような場合でも、安心して利用できるようなアプローチが経営者には求められます。
サービス内容を充実させて他との差別化を図るには、事前にエステマシンについての説明やカウンセリングがあると良いでしょう。
目的に合わせたマシン選びをサポートするためにも、事前にマシンの特徴を把握しておくのがおすすめです。
セルフエステにおいて、効果的な使い方をしてもらうための方法を検討してみましょう。
セルフエステはお客様自身がエステマシンを使って施術を受けるのが基本スタイルです。 エステティシャンによる施術が不要になり、マシンを導入しても資格は必要ありません。 そのため現在は多くの人が開業を検討している分野になります。 […]