エステサロンで働いていた人が、将来的に開業を考えるケースも少なくありません。
最近では、セルフエステが注目されていることから、このジャンルでの開業を検討している人もいるでしょう。
今回は、これからセルフエステサロンを開業したいと考えている人が知っておくべき仕事内容の違いなどについて解説していきます。
トレンドの変動が激しいエステ業界において、ここ数年で高い注目を集めている「セルフエステ」に目を付け、サロンを開業している方が増えています。 従来のエステサロンとは特徴もシステムも異なるため、スタイルに合わせたサービスを提供しなければいけま[…]
セルフエステと従来型エステの仕事は何が違う?
まずは、セルフエステと従来型エステの仕事内容の違いからみていきましょう。
従来型エステ
従来型のエステでは、施術やカウンセリング、リネン類の交換・洗濯、使用する機器の消毒、営業、販売、アフターフォローなどを行います。
エステサロンのスタッフは、カウンセリングから施術、そしてアフターフォローまでトータルで行わなければいけません。
さらに、取り扱っている化粧品やサプリメントの販売、タオル・ローブ・シーツなどの交換、サロンの清掃も毎日行う業務となっています。
また、施術に使った機器の消毒も必要不可欠な業務の1つです。
他にも、満足度の高い施術を提供する技術も必要となります。
技術力を高めるには、エステティシャンの育成にもサロン側は力を入れる必要があります。
エステサロンのオーナーは、エステティシャンの教育を行うのも大切な仕事内容でしょう。
セルフエステ
セルフエステでは、売り上げのチェックやスタッフの教育、店舗の案内、レセプション、フロント業務が主な仕事内容となります。
従来型のエステサロンではエステティシャンが施術を行いますが、セルフエステは顧客が自分自身で行います。
したがって、セルフエステサロンの場合はエステティシャンとしての知識などがなくても問題なく仕事ができます。
また、スタッフに在籍するスタッフの数は2名ほどで良いため、採用するスタッフの人数が少なくても問題ありません。
それも、セルフエステならではのメリットです。
従来型のエステサロンとセルフエステサロンの仕事内容には、このような違いがあります。
施術の方法が根本的に異なるため、仕事内容にも違いが生じます。
どちらが向いているのかという部分で個人差がありますが、セルフエステサロンの需要は高まりつつあることを念頭に置いておくと良いでしょう。
スタッフの教育にも違いがあるって本当?
セルフエステサロンと従来型のエステサロンでは、スタッフの教育にも違いがあります。
続いては、教育面ではどのような違いがあるのかみていきましょう。
従来型エステ
従来型のエステサロンでは、2週間ほどの研修やセミナーを行うケースが多くなっています。
エステサロンで働くには、カウンセリング力や施術のスキル、物販力などが必要になるためです。
それらの力を身に付けるためには、しっかりと学ぶ時間が必要です。
そのため、研修やセミナーが充実しているサロンが多く見られます。
実践的に学べるセミナーで、顧客満足度をアップさせられるようにするトレーニングを行うケースも少なくありません。
経験があってもサロンによってやり方などが異なるので、そのサロンにおいて必要なスキルを身に付ける必要があります。
このような理由から、従来型のエステサロンでは研修やセミナーをしっかりと行う所が多いのです。
セルフエステ
セルフエステサロンの場合は、1日から3日程度の研修のみというケースが多いです。
セルフエステサロンで働くスタッフには、施術のスキルなどは必要ありません。
また、物販力も求められないのでそれらに特化した研修やセミナーを行わなくても大丈夫です。
受付に関する業務や入会時の対応など、そこまで難しくない仕事に関するトレーニングのみ実施されます。
専門的な知識が必要ないので、短い研修期間でも人材育成が可能です。
採用後、未経験の人であっても即戦力として活躍してもらえる可能性も高いです。
しかし、顧客満足度を高めるために接客スキルは磨いておく必要があります。
接客がいまいちだと顧客満足度が低くなり、リピーターになってもらえない可能性が高まります。
スタッフの教育にはこのような違いがありますが、仕事内容が異なるのが大きな要因だと言えるでしょう。
セルフエステ開業を成功させるためのポイントも知っておこう
セルフエステサロンを開業したいと考えているなら、仕事内容やスタッフの教育だけではなく、成功させるためのポイントも知っておく必要があります。
最後に、そのポイントについてみていきましょう。
顧客のことを一番に考える
顧客が何を求めているのか、理想とするサロンにするには何が必要となるのか、といった点をしっかり考えなければいけません。
知識を持つエステティシャンが在籍する従来型のエステサロンであれば、美容やダイエットなど気になるポイントを聞きやすいと感じるものです。
そのため、気になる部分を聞きにくいと感じてしまう人もいると考えられます。
それがネックになってしまい、足を運びにくいと感じる人も少なからずいるはずです。
理想的な状態を維持するためには、継続して通ってもらうことも重要になります。
継続して通ってもらうには、顧客のことを一番に考え、顧客満足度を向上させられるようなサービスや空間の提供を心掛けるようにしましょう。
自分しかできないサービスを追求する
セルフエステサロンは増えつつあります。
その中で、あなたのサロンを選んでもらうには同じような仕事内容の中にも自分しかできないサービスを追求することがポイントになります。
そのため、セルフエステサロンで施術は行わないとしても心のこもった接客をする必要があると言えます。
相手のことを考え、心のこもった接客が行えていれば、「また通いたい」と思ってもらいやすくなります。
また、仕事内容に関しても認めてもらえる可能性が高まるでしょう。
安全に使える機器を選ぶ
セルフエステサロンでは、顧客が自分自身で施術を行います。
つまり、素人でも安全に使える機器を選ぶのは鉄則なのです。
安全で安心な機器を選べば、初めて通う人が感じるハードルも下がるでしょう。
それだけではなく、顧客のニーズに合っているか、効果はどの程度期待できるのか、といった点についても重要視しなければいけません。
ランニングコストや故障してしまった時のサポート、これまでの導入実績などもチェックしておきましょう。
セルフエステサロンを開業したいのであれば、これらのポイントはまず押さえておくように意識してみてください。
セルフエステサロンを開業したいと従来型のエステサロンでは、提供するサービスが異なるので仕事内容も変わってきます。
顧客との距離感も違ってくるため、接客で必要なポイントも異なるでしょう。
それらを踏まえた上でセルフエステサロンの開業に向けた準備を進めておけば、成功する確率は高まります。
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